2012年10月26日金曜日

説明する力



国際的算数教育の流れで、「説明する力」の育成が求められるようになりました。
その流れに伴い、学習指導要領が改定され、教科書の内容が難しくなりました。

新しい教科書では、どの教科でも、「これについて、説明してみましょう。」といったこたが、よく書かれています。
これまでの教科書では、あまりなかった表現です。

算数では、問題を解いて、出た答えが正解であればよい、というのがこれまでのやり方でした。
しかし、最近は、出た答えが正しい理由を説明する力が求められます。

今は、計算ができたり、一般的な文章問題が解けるだけでは、学校のテストの点が取れなくなってきています。

絵を見ながら、状況に合う問題を作り、自分が作った問題を解いたり、問題の解き方で間違いを見つけ、どうして間違っていると思うかを説明する設問が増えています。

上の写真は、ある会員さんが見せてくれた、小学4年生の学校の算数テストです。
このような問題を解けるようになるには、計算力、読解力、表現力が必要で、幼少のころからの生活環境、努力が大切になってきます。

おうちでは、日頃から、「・・・だから・・・だ。」と言えるような環境作りを心がけましょう。