2012年10月26日金曜日

秋の雲は砂の如く


今日の天気は、快晴です。
気温が上がり、風もなく、一年365日(閏年は366日ですが)の中で、このような過ごしやす日が何日あるのだろうと思うような陽気になっています。

空気が澄み、空が高く、秋を感じます。


夏の雲は岩の如く 秋の雲は砂の如く   松岡子規


空に薄くたなびく雲を見て、正岡子規の句を思い出しました。


説明する力



国際的算数教育の流れで、「説明する力」の育成が求められるようになりました。
その流れに伴い、学習指導要領が改定され、教科書の内容が難しくなりました。

新しい教科書では、どの教科でも、「これについて、説明してみましょう。」といったこたが、よく書かれています。
これまでの教科書では、あまりなかった表現です。

算数では、問題を解いて、出た答えが正解であればよい、というのがこれまでのやり方でした。
しかし、最近は、出た答えが正しい理由を説明する力が求められます。

今は、計算ができたり、一般的な文章問題が解けるだけでは、学校のテストの点が取れなくなってきています。

絵を見ながら、状況に合う問題を作り、自分が作った問題を解いたり、問題の解き方で間違いを見つけ、どうして間違っていると思うかを説明する設問が増えています。

上の写真は、ある会員さんが見せてくれた、小学4年生の学校の算数テストです。
このような問題を解けるようになるには、計算力、読解力、表現力が必要で、幼少のころからの生活環境、努力が大切になってきます。

おうちでは、日頃から、「・・・だから・・・だ。」と言えるような環境作りを心がけましょう。



2012年10月25日木曜日

ハロウィーン



10月31日は、楽しいハロウィーンですね。

もともと欧米の行事ですが、最近日本でも、すっかり浸透しました。

‘Trick or treat.‘と言いながら、お菓子をもらい歩くのは楽しいものですね。


教室でも、幼児さんは、切り紙でかぼちゃの‘Jack o' lantern‘ を作って、楽しんでいます。

切り紙をしながら、子どもは集中力と手先の器用さを伸ばします。

Jack o' lantern とは、Jack of lantern のことです。

生前の行いの悪さから、天国にも地獄にも行くことができないジャックの霊が、かぶに灯を入れた提灯を片手に持ち、さまよったこという昔話に由来しています。

ちょっと怖いお話ですが、私たちが目にする現代の「ばけかぼちゃ」は、ひょうきんでかわいいですね。



インフルエンザ



すっかり秋めいてきました。

朝晩は、寒いと感じる頃となりました。


子供たちの間では、風邪が流行っているようで、咳、鼻水が出ている子もいます。

そこで、本日、かかりつけのクリニックで、インフルエンザの予防接種を受けてきました。

待合室には、とてもきれいな花が活けてあり、気分が和みました。


みなさん、子供も、大人も、インフルエンザの予防接種を受けましょうね。

2012年10月12日金曜日

役者


先日の神戸での全国研修会のメインの公演は、「パーフォーマンス心理学」で名高い、佐藤綾子先生の「子どもにも保護者にも愛される指導者であるために」でした。

とても有益な内容でしたが、中でも印象的だったのは、「役者」という言葉でした。

私たちは、人生という舞台の上の「役者」なのです。

何か、困難にぶつかった時は、真っ向からぶつかるのではなく、「役者」になった気分で、明るく、楽しく、ためになることとして・・・と頭を切りかえて、爽やかに切り抜けましょう。

乗り越えられない試練はないし、神様は、脱出の道も与えてくださっていると信じて・・・

自分も何かにぶつかった時は、このお話を思い出したいです。


2012年10月11日木曜日

国際ガールズ・デー

今日10月11日は、国連が今年から新たに制定した「国際ガールズ・デー」です。

このニュースは、今朝、ラジオを聴いていて知りました。

世界のより多くの人々が、女子の状況に関心を持ち、女子の人権を尊重するようになることを目標として、制定されました。

「女子にも教育の機会を」「社会のリスクから女子を守ろう」「人身取引対策を強化」など、日本の平和な社会からは想像できない、女の子や子供を取り巻く世界的状況の改善を目指しています。

例えば、中東の国、イエメンは世界でも最も教育の男女格差が大きい国のひとつです。
小学校の就学率は、男子が85%、女子が65%で、成人男子の識字率は76%、成人女子に至ってはわずか39%にとどまっているそうです。この事実を知っている日本人はどれだけいるのでしょうか。(私自身も、このニュースに触れるまでは、知りませんでした。)

世界中の女子が人権を認められ、幸せな人生を歩む日が一日でも早くきますように。。。


Because I am a girl 世界の女子のために、生きていく力を。

2012年10月10日水曜日

永年表彰



10月5・6日は、神戸ポートピアホテルで行われました、「学研教室全国研修会」に参加しました。

全国研修会は、一定の基準を満たした教室が参加できる、年に一回の、全国から優秀な指導者が集まる、会社主催の大切な研修会です。

研修会のプログラムの中に、「永年表彰式」があります。
教室開設10年、15年、20年、25年、30年の節目に、審査をクリアした教室が表彰を受けることができます。

当教室は、今回20年の表彰を受けました。
また、全国研修会に連続17回目の参加でもあり、大変光栄に思います。

今後も、一人でも多くのお子さまが、勉強好きになれるよう、努力を続けていきたいと考えています。

これからも、どうか宜しくお願いいたします。

2012年10月9日火曜日

ノーベル賞

京大山中教授、ノーベル賞受賞、おめでとうございます。
この朗報は、日本中を駆け巡りましたね。
米国の科学誌に、ips 細胞の論文を発表して、僅か6年余りでのスピード受賞です。
「まだips 細胞は、一人の患者も救っていない」「倫理的ルールの整備も進めたい」「一日も早く難病で苦しむ患者さんを救いたい」など、謙虚な言葉にお人柄を感じます。
再生医療を応用して、難病の原因解明、治療薬の開発が近い将来に実現するという希望を、日本の全国民、いや、世界中の人々にくれました。
山中教授は勿論、ご家族、一緒に研究をされてきた方々、心よりおめでとうございます。

2012年10月4日木曜日

天高く馬肥ゆる秋




彼岸花が見ごろになり、「天高く馬肥ゆる秋」となりました。


昔、中国の北方に「匈奴」(きょうど)という騎馬民族がいました。
匈奴は、秋になると、収穫物を奪おうと馬に乗って南下し、町や村を襲いました。

このことわざは、もともとは、「馬がたっぷり食べて太ってきて、匈奴が襲ってくる秋になったから、注意しよう。」という意味でした。
または、「たっぷり食べて太った馬に乗って、匈奴が襲ってくる秋になったから、注意しよう。」という解釈もあります。

今日では、「空が高く澄み渡り、気持ちのいい秋が来た。」という意味で使われます。

これからは、秋が深くなり、一年の中でも最も過ごしやすい季節ですね。
朝夕と日中の気温差が大きい時期でもあります。
どうか皆様、ご自愛ください。

明日とあさっては、一年に一度開催される、「学研教室優秀指導者 全国研修会」に出席するため、神戸に出かけます。

教室学習は、明日から8日までお休みいたします。

全国の優秀な学研教室の先生方と交流し、実りの多い時間を過ごしたいと思っています。