2013年4月6日土曜日

「ほめる」ことは「共感」すること


学研エデュケーショナル教育情報新聞「みどりのなかま」5月号に、次のような記事があります。

質問者と尾木直樹氏とのやり取りです。

尾木ママ(尾木直樹氏)の『「叱らない」子育て論』を読みました。
でも、ほめて育てるってよく分かりません。
どうやってほめたらいいですか?

尾木ママの回答は次です。

例えば、100点満点のテストで、5点しか取れなかった場合、「5点取れたの。えらかったわね。」とほめるのは、間違い。

ほめるということは、「同情」や「同感」と違います。

分かりやすく言えば、「共感」するということ。

子どもの様子をしっかり見て、子どもの気持ちに寄り添ってあげられるかどうか、どいうことです。

何かトラブルがあった時に、頭ごなしに叱りつけるのではなく、「どうしたの?」と声をかけることがコツ。


「どうしたの?」は、魔法の言葉。

この言葉をかけると、子どもは弁解をしたり、理由を話そうとしたりします。

保護者は、その理由の中にある子どもの気持ちを受け止めて、共感する言葉をかけてあげるといいのです。

冒頭のテストの場合、「どうして5点しか取れなかったの?」と子どもの気持ちを聞き、そのつらさを受け止めたうえで、「反省できたところが、えらいね。」とほめることが大事。


共感の言葉をかけられると、子どもは元気が出ます。
そして、こうしてほめられた子どもは、ぐんぐん伸びます。



「どうしたの?」は魔法の言葉・・・心に留めておきたいですね。