上の記事は、先日の中日新聞のものです。
ゆとり教育に伴う学校週5日制で姿を消した「土曜授業」を、公立の小中学校で復活させる動きがあります。
東京都教育委員会では、公開授業や地域の講師を招いた授業に限り、月2回までの土曜授業を認めています。
学習内容が増え授業時間数が不足して、学校や保護者からの要望に応えて、平成24年度は、月1回以上の土曜授業を実施している小中学校は、都下では約半数で、前年度の4倍になっています。
中部地方では、「父の日参観日」のような行事以外では、土曜授業の実施を検討している教育委員会はないようです。
ゆとり教育時代の土曜授業廃止の背景には、学校ではできない地域や家庭での実体験を積むことの大切さがありました。
「詰め込み教育」の反省点を踏まえて、学習量が増えた今の教科書を積み残しのないように学習できる教育環境の確立が求められています。