6月も半ば。
この頃になると、小学1年生の子供たちの姿も学校にすっかり馴染んできます。
そして、勉強も本格化します。
算数では、いよいよ足し算や引き算を習います。
なかには、計算に時間がかかる子、指を使わないとできない子がいます。
この子たちは、数を頭の中に「置いておく」ことが苦手です。
5+3を例にとると、5を頭に置き、そこへ3加えていくのですが、まずその5を頭に蓄積させることができないのです。
この問題を解決す方法は、ただ一つ、経験を積むことです。
あせらないで、その子が集中できる時間内で、毎日練習しましょう。
大切なことは、集中できる時間の限界を超えないことです。
小学1年生のこのタイプの子が集中できる時間は、大体15分位です。
算数は、積み重ねの教科です。
夏休みが終わるまでに、答えが10以下の足し算(2+7や4+3)、10以下の数からの引き算(10-6や8-2)は、式を見た次の瞬間に答えが分かるようにしておきましょう。
そうすることで、2学期に習う繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算をスムーズにこなすことができます。
学校で、繰り上がり計算を習う時期になって、「計算が苦手」と気づくようでは遅く、子供さんがかわいそうです。
どんなことでも、早めに手を打てば解決も早く、気持ちや労力の負担も少なくて済みます。