小学校低学年から、言語活動が重視される中、読解力がますます重要になってきています。
例えば、算数の文章題で、「分かりません。」と、子どもが訴えてきた時に、大人が「文章をよく読みなさい。」と言ってしまうことは、よくあることだと思います。
しかし、「よく読む」とは、どういうことでしょうか。
読解力が育っていない子に、そのようなことを言っても、あまり助けになりません。
読解力は、どのようにしたら育つのでしょう。
まず、もの心がつく頃から、絵本に親しむことが重要です。
幼児期、小学生低学年は、読解力育成にとても重要な時期です。
読解力育成には、「読む」(入力)と同時に、「書く」(出力)が大切です。
本(絵本)を読んだら、すぐに、気に入った部分をそのまま書き写しましょう。
書き写す箇所は、絵でも文でも構いません。
文字が書けるようになっている子供さんは、文を写しましょう。
一見、簡単な作業のようですが、読解力が未熟な子の場合、文をそのまま正しく書き写すことさえできないことは、よくあることです。
正確に書き写すことができるようになったら、その文の感想を書いたり、その文の続きを自分の考えで書いたりできるようになれば、読解力は自ずと育ちます。
学研芳野教室には、「読書・活用コース」があり、読解力と表現力(作文力)を同時に磨くことができます。また、このコースでは、グラフや図を読み取ったり、観察文を書いたりして、国語だけではなく、算数は勿論、理科や社会にも必要な力を育てることができます。
「読書・活用コース」は、小学3年生以上が対象で、算数・国語の基本コースに追加できます。