2016年7月3日日曜日

たなばたさま

になさま、こんにちは。

はやいもので、7月です。
七夕も近づいてきました。

先月の研修会で、絵本「おこだでませんように」(くすのきしげのり作、石井聖岳絵)を朗読させて頂く機会を得ました。

この絵本は、子供向けというより、大人向けの絵本だと思います。


「ぼくは いつも おこられる。」
「いえでも がっこうでも おこられる。」

「ぼくは どないしたら おこられへんのやろ。」
「ぼくは、どないしたら ほめてもらえるのやろ。」

「7がつ7か、ぼくらは たなばたさまのおねがいを たんざくに かいた。」


「ぼくは いちばんのおねがいを かんがえた。」
「ひらがな ひとつ ひとつ こころをこめて かいた。」


「せんせいは、 『せんせい、おこってばかっりやったんやね。・・・ごめんね。よう かけたねえ。ほんまに ええおねがいやねぇ。』 とないていた。」



「ぼくは おどろいた。さっそく おねがいが かなったからや。」


「よる、せんせいから でんわが あった。」
「でんわが おわると、『ごめんね、おかあちゃんも おこってばっかりやったんやね。』といって、ぎゅっと だきしめてくれた。」



「たなばたさま、ありがとう。おれいに、ぼく もっと もっと ええこに なります。」




絵本の本文には、書かれていませんが、
最初に、「おこだでませんように」と書いた短冊が、家に持ち帰った笹には、「おこられませんように。」に直した短冊が掛かっています。

きっと、先生に優しく教えてもらいながら、書き直したんでしょうね。

どんな子でも、ほめられたいと思っています。
何かを期待しながらほめるのではなく、心から愛情をもってほめることが大切ですね。
そんなことを気づかせてくれた、「おこだでませんように」の朗読でした。

みなさまも、よい七夕を・・・。



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