シルバーウィーク中に、愛知県半田市に行ってきました。
半田は、新美南吉の、「ごんぎつね」の舞台です。
「おひるが過ぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵さんの陰に隠れていました。いいお天気で、遠く向こうにはお城の屋根瓦が光っています。彼岸花が、赤い布のように咲きつづけていました。」(「ごんぎつね」より)
折しも矢勝川沿いは、彼岸花が満開でした。
新美南吉記念館にも行ってきました。
館内は、「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」などのジオラマ、自筆原稿、手紙の展示などがありました。
学研教室の国語教材にも南吉の作品の扱いがあるので、興味深く、新美南吉の世界に浸りました。
ジオラマでも、「火縄銃」が兵十の足元に落ちていました。
悲しい場面です。
ドアの向こうに、帽子屋さんの影が見えます。
キツネの坊やの右手は人間の手、左手はキツネの手。
とてもよくできたこのキツネの人形に、見入ってしまいました。
パンフレットによると、春は菜の花、これからの時期はコスモスの花など、季節毎に周辺の休耕田に花が咲き、四季を通して童話の里を彩ります。
皆さんも、機会がありましたら、是非、訪れてください。